活動・業務報告
軽さと強さの黄金比!ゴルフシャフトが「究極の打ち棒」に進化する理由
2026-05-07
カテゴリ:社員紹介
オススメ
現場の知恵から生まれた「ハイテク自作道具」
道路に線を引くための下書き(墨出し)に欠かせない「打ち棒」。実は、日本道路システムの職人の間では、引退したゴルフクラブの「シャフト」を再利用して作る打ち棒が愛用されています。なぜわざわざ自作するのか?そこには、市販の棒では決して味わえない、現場作業を劇的に変える「機能性」が隠されています。今回は、このユニークな自作道具の秘密に迫ります。
ゴルフシャフトが打ち棒に「最適」な3つの理由
スポーツのテクノロジーが、意外な形で道路標示の現場を支えています。
・1. 長時間作業でも疲れない「驚異の軽さ」
ゴルフシャフトは、スイングスピードを上げるためにカーボンや軽量スチールなどの超軽量素材で作られています。区画線の現場では、一日中この棒を持って歩き、ポイントを指し示し続けます。この「軽さ」こそが、腕や腰への負担を激減させ、夕方まで高い集中力を維持できる秘訣なのです。
・2. ミリ単位の指示を逃さない「しなりと剛性」
ただ軽いだけでなく、シャフトには適度な「しなり」と、叩いても折れない「強さ」があります。路面の凹凸に合わせて正確にポイントを押さえたり、墨出しの糸をピンと張ったりする際、この独特の弾力性が非常に役に立ちます。手の延長のように直感的に操れる感覚は、まさに専用設計されたプロツールのようです。
・3. 握り心地を追求した「純正グリップ」の再利用
ゴルフクラブのグリップは、もともと滑りにくく、人間工学に基づいて握りやすく設計されています。雨の日や、手袋をした状態でもしっかりとホールドできるこのグリップは、現場でも最高のパフォーマンスを発揮します。絶縁テープ等でカスタマイズされた自分専用のグリップは、使えば使うほど手に馴染み、仕事への愛着を深めてくれます。
専門用語紹介
【打ち棒(うちぼう)】
路面に下書き(墨出し)をする際、ポイントを確認したり、施工機を誘導したりするための指示棒です。職人によって長さや重さの好みが異なるため、カスタマイズのしがいがある道具です。
【墨出し(すみだし)】
設計図の数値を実際の道路に写していく、最も重要で繊細な工程です。ここで数センチのズレも許されないため、信頼できる道具(打ち棒)の存在が不可欠となります。
「工夫」を楽しむことが、一流への近道
「使わなくなったものを、もっと良いものへ」。こうしたDIY精神や創意工夫は、日本道路システムが大切にしている文化の一つです。決められた道具を使うだけでなく、「どうすればもっと正確に、もっと楽に仕事ができるか?」を常に考える。その姿勢こそが、美しいラインを生み出す原動力になります。未経験の方も、まずは先輩たちの「自慢の道具」に触れるところから始めてみませんか。自分の手で道具を創り、街の安全を創る。そんなワクワクする日常が、あなたを待っています。
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